皆さんこんにちは。
Life Get Better 編集長のコーヤマ・リョウジです。
突然ですが実は私、これまでサウナが大の苦手でした。
それがどうしたことか、昨年末頃から結構しっかりハマっておりまして…
いざ真剣に(?)サウナに入ってみると、思っていた以上にメリットを感じたのでご紹介したいと思います。
サウナについて「気にはなってるけれどなんか苦手…」「はやってるけど本当にメリットあるの?」そんな考えをお持ちの方に参考になれば幸いです。
そもそもサウナにはどんな効果があるの?
まずは一般的に謳われているサウナの効果を見てみましょう。
以下は「公益社団法人日本サウナ・スパ協会」ホームページからの引用です。
●酸素摂取をよくして疲労回復
引用:サウナ健康読本「サウナブック」(https://www.sauna.or.jp/kisochishiki/saunabook_5.html)
●温度刺激でストレス解消
●血管が拡張して血圧低下
●低温サウナは安眠効果
●血行促進で肩こり解消
●減量効果
●自律神経を調節して血管強化
●心臓機能も亢進
●交代浴で自律神経の訓練
●汗腺・皮脂腺も清潔に
●身体を温めるとHSPも増加
※各項目の詳細は省略しています
とまあ色々あるようですが、私が(いまのところ)実感している効果は以下の3つです。
・汗をかけるようになった
・寝付きがよくなった
・強制的にデジタルデトックス
実感した効果3点
上記の3点がサウナに通い始めてから現状私が感じている効果です。
それぞれ詳しく説明していきます。
①汗をかけるようになった
これは一番大きく、目に見えて変化があったポイントです。
普段から運動する習慣がさっぱり無い私の発汗機能はかなり衰えていたようで、
サウナに入り始めて2,3回目くらいまではあまり汗をかきませんでした。
しかしその後どんどんと発汗量が増えていき、今ではサウナに入り10分も経てば全身から滝のように汗が流れ出るようになりました。
汗、かけないよりはかきやすい方が良さそうだよね!
ということで、まず第一に「発汗能力の向上」を挙げました。
②寝付きがよくなった
これは実際にサウナの効果かどうか明確ではないため、恐らく…といった感じですが、最近自身の変化として感じられてきたためピックアップしました。
前述の引用にもある通り、よく取り上げられるサウナの効果の一つに「交代浴で自律神経の訓練」があります。
簡潔に説明すると
「サウナと水風呂(冷水シャワー)を交互に繰り返すことで、交感神経と副交感神経が強制的に切り替えることにより自律神経のスイッチングの訓練になる」
ということです。
布団に入ってから眠りにつくには、交感神経から副交感神経が優位に切り替わることが必要になるので、自律神経の切り替えが鍛えられることで、入眠がスムーズになると考えられるわけですね。
私は寝る時に1時間タイマーをかけてyoutubeを垂れ流しているのですが、
以前はタイマーが切れても眠りにつけていないことが多かったものの、
サウナ通いを始めてからというもの、流しているyoutubeの内容をほとんど知らない状況が増えてきました。
体感としては寝ようとしてから5分以内には寝落ちしているようなイメージです。
「生活の質向上」という観点からはこの効果は本当に高かったと感じています。
③強制的にデジタルデトックス
これはだいぶ個人的な効果になってしまいますが、サウナ中はスマホも触れないし、音楽やyoutube垂れ流しもできないので、強制的に「ついつい情報を集めようとしてしまう」という行動をシャットアウトできるのも効果の一つとして実感しています。
上記の通り、入眠時にもyoutubeを垂れ流している私、手持ち無沙汰になるとついついスマホでいろいろ情報収集をしてしまうクセがあります。
普段使っているサウナが完全個室なので、なんならサウナ入りながらスマホいじれるかな?とか考えていましたが…
いざ入って気づきました。暑くてスマホ壊れますわ。。
そんな感じでサウナ中は30分~1時間は外部の情報から遮断される時間が取れるようになったわけです。
そうするとどうなったかと言うと、外部からのインプットが止まることにより、頭の中を整理する時間がとれるようになりました。
昔から「三上※」が思考に適していると言われていますが、インプットを止めて自分の内面や、知識の本棚を整理する時間は現代社会でますます必要になってきている気がします。
※三上とは
三上とは、
・馬上 = 馬の上。 現代でいえば車中
・枕上 = 枕の上
・厠上 = トイレの上
の3箇所のことで、文章を考えるのに適した場所を指す言葉として中国の逸話から語られている言葉です。
ただ、誰もがスマホを持ちインターネットに常時接続されているようになった現代ではちょっと当てはまらなくなってきているかもしれませんね…。
それこそスマホを持ち込めない、大衆浴場やサウナなんかが現代の”三上”の一つになるのではないでしょうか。
どうやって苦手を克服したの?
冒頭で「サウナが大の苦手」と書いたので、どうやって克服したのか気になる方もいらっしゃるかと思います。
やや長くなってきてしまったので簡単にまとめると、大きな要因としては以下の点です。
・完全個室ゆえ、勘違いが解消された
・水風呂が無いため、無理して冷たい思いをせずに済んだ
・「整う」を求めない
①完全個室ゆえ、勘違いが解消された
好きになった理由はこれが一番大きいかもしれません。
もともとサウナに対して「やることがなくて暇で、退屈」という印象を持っていました。
しかし私の通うサウナは完全個室でして、自分のペースで好きなように入ってみたところ、これが勘違いだということに気づきました。
サウナが退屈で苦痛だったのは、多分「人と一緒に入って、微妙に気を遣うし出入りのタイミングとかも事由にならない」ことが苦痛に感じてたのだと思います。
②水風呂が無いため、無理して冷たい思いをせずに済んだ
どうも「サウナに入った後は水風呂に入らないと意味がない」という先入観があったのですが、寒いのが苦手な私にとって水風呂は本当に苦痛以外の何物でもありませんでした。
しかしこのサウナには水風呂がなく、サウナから出たらシャワーを浴びるシステムなので、温度を自分で好きに調節できるんですね。
私はサウナ後、ぬるめのお湯から徐々に温度を下げて体を冷ますようにしています。
ちなみに後から知ったことなのですが、このように水風呂ではなく冷水シャワーでも効果は見込めるようです。
水風呂が苦手な方は是非お試しください。
③「整う」を求めない
昨今のサウナブームでこの「整う」がかなり持て囃されているように感じますが、この「整う」、なーんかイヤなんですよね…(整う好きの方本当にすみません)
というのも、この「整う」っていう感覚が全くわからないんです。
けれど世間的に持て囃されているから、これを感じられないとなんか損した気分になるし…
と、いうことで、「整おうとする」ことを捨てました。
まとめ
今回は苦手だったけれど意外と良かったサウナの効果についてまとめました。
始めるコツは
・一人で行って、自分のペースで
・無理に水風呂に入らなくてOK
・整うなんて◯ソくらえ
の3点です。
以上、「気にはなってるけれど苦手…」「メリットに疑問があって敬遠している」そんな方の参考になれば幸いです。