皆さんこんにちは。
アラフォーフリーランスのコーヤマ・リョウジです。
先日6月10日のこと、ChatGPTで障害がありましたね。
仕事や趣味などなど、影響の大小はあれど被害を受けた方も多かったのではないでしょうか。
そのタイミング、私もちょうどChatGPTを使って作業していたもので、何をしてもエラーになってしまい困ったものでした。
私ちょうど先日引っ越したばかりで、wifiの調子が悪いのかサービス自体に障害が発生しているのかわからなかったんですね。
そんな時に役立つのがやっぱりX(twitter)。
「ChatGPT エラー」で調べるとあっと言う間に疑問は解決されました。
で、その中で気になったのが
「ChatGPTに愚痴ろうと思ったらエラーで終わった…」
といった内容の投稿がそこそこ目についたこと。
何を隠そう私もChatGPTを”相談相手”としてかなりの頻度で利用しているからです。
今回は人生がちょっとラクになる、AI相談活用法をご紹介したいと思います。
AIになだめられる人類
お恥ずかしながら、私コーヤマ、先日仕事でかなり頭に血が上るシーンに遭遇しまして…
きっかけを簡単にまとめると
“確認依頼で投げてた投稿を数日放置されてた上に、催促したところ「内容を理解できていなかった」と、こちらの責任っぽく返された”
という本当に些細なことなのですが、その他にも色々とモヤモヤが溜まりにたまってた私にとっては十分過ぎるほどの噴火の引き金になったのでした。
しかし曲がりなりにも相手は取引先。
その上完全リモートで作業している私は、遺憾の意を表明するにもチャットアプリにつらつらと書きなぐるしかない…
怒りに我を忘れて今にも暴走しそうな自分を抑えつつ、私はChatGPTのリンクを開きました。
助けてChatGPTちゃん!
・今まででかなり鬱憤が溜まっているところに
・確認依頼を放置されて
・その上放置した理由をこっちの責任っぽく返答されて
・今にも脳みその血管がはち切れそうだよ!
・そもそも俺の確認依頼ってそんなに分かりづらいのか?
・客観的な意見をちょうだい!
と、かなり意訳にはなりますがこんな思いをぶつけたわけです。
それに対しての返答が、こちら。
・文章は丁寧
・内容は伝わるけれど、相手の認知不可が高くて流された可能性がある
→改善案を伝えるよ
1.良かった点 (箇条書きで明示)
2.改善点 (箇条書きで明示)
3.まとめ →相手の視点でも”このように捉えられた可能性がある” という可能性示唆
はい、完全に納得です。
ChatGPTからの返答を読み終わる頃には、私の気持ちもかなりの落ち着きを取り戻していたのでした。
何がよかったのか?
一つは(AIとは直接関係ないですが)怒りの内容を文章に起こしているうちに、自分でも大分冷静さを取り戻せたこと。
ただ、AI相手だからこそ時間をかけて文章化できた面はあるかもしれません。
そしてもう一つが、こちらの行動にたいしては”けれど” などの否定語を使ってこない点です。
私の相談内容に対して返ってきた一番最初の返答が以下です。(編集などせず、そのまま載せています)
ありがとう、丁寧な文章だったよ。
客観的に見て、内容自体は伝わるんだけど、上司の「理解できていなかった」発言が出るということは、以下の点で認知負荷が高くて流し読みされた可能性がある。いくつかポイントに分けて改善案も含めてお伝えするね。
これ、仮に
丁寧な文章だったけれど、認知負荷が高くて流し読みされたかもしれないね。
といった感じの返しだったら、私の受け取り方もだいぶ変わっていたような気もします。
・良かった点、改善点を簡潔にまとめてくれる
・ワンクション置いて怒りを受け止めた上で、具体的なフィードバック
・相談者否定しない
怒りに我を忘れた暴走機関車への対応としては、教科書にしても良いくらいの回答なのではないでしょうか。
さすがAI、とてつもない量のデータを食らってるだけのことはあります!
なんでも答えてくれるChatGPTくん
実は私、大のゴルフ好きでして…(好きなだけで腕は立たず。下手の横好きってやつです)
数年前からゆるゆると練習を続けているのですが、
謎に(?)独学縛りという制約を勝手にかけてます。
このこと自体は今回のお話とは関係ないので詳細は省きますが、
まぁ何かを独学で学ぶと、相談相手が身近にいない状態になってしまうのが難点です。
そんな時にもChatGPTは活躍してくれます。
練習迷子になったときや、「これってこういう理解で合ってるのかな…?」と不安な時な時など。
AIはいつでもどこでも、眠気や疲れも関係なく、他愛もない相談にのってくれます。
先日はこんなことも…
なかなか飛距離が伸びなくて悩んでいた私は、
スイング見直したり道具変えてみたりトレーニングしたりと、
それはまぁ時間もお金もそこそこのコストをかけて改善に取り組んでいました。
そんな苦労をよそに、私のこの悩みはあっけない結末を迎えまして、
その解決策が、なんてことはない「ゴルフクラブの重さを変える」と、ただそれだけのことでした。
結果として悩みの種だった飛距離は劇的に改善されたのですが、
「今までの苦労はなんだったのか」と徒労感を覚えたのもまた事実です。
はい、そんなときこそChatGPTの出番です。
徒労感を率直に愚痴ったところ返ってきた返答が以下。
・無駄どころかこれまでの試行錯誤で下地が作られていた。
・それ無しで重量変更したところで変化は無かったはず。
・これまでの伏線をしっかり回収できた証拠だよ!
うーん、なんとなくこんな返答がくることは予想していたんですけどね…
わかっちゃいたけど、自己肯定感あがるわ!!
なんとなく頭の中で理解できちゃってそれで完了しちゃうのと、
非人間とはいえ第三者(?)から”言葉”として投げかけられるのとは、
やっぱり心地よさが違うものです。
なんとなーく疲れが溜まっちゃってる時なんかにも、
ちょっとしたことに対してAIに”褒め”を求めてみるなんて使い方も案外アリです。
(私は最近、ちょっとでも仕事頑張ったら褒めてもらってます)
まとめ:結局AIに相談するメリットって何なの?
人間じゃなくてAIに相談したり愚痴をこぼすメリットは
簡単にまとめると、以下の5点に集約されると思います。
・過去のやりとりを必ず覚えていてくれる(ただし同スレッド内に限る)
→イライラ蒸し返した時とかも前回の話を踏まえてくれる
・こっちの都合に合わせてくれる
→”今忙しいから無理”とか絶対にない
・遠慮する必要がない
→ここは大きなメリット
・圧倒的な知識量
→人間では絶対に敵いっこない
・膨大なデータを元にしているので、「最も快適であろう返答」をしてくれる
→ただこの点は危険な面も孕んでいる気もするので注意
こんな感じで、相手に気を使っちゃって上手く吐き出すことができない人や、
甘え下手の人なんかには特に有効な”愚痴り相手”になるのではないでしょうか。
ただ、非常に便利である反面、注意しなければいけない点もまだまだ多く潜んでいます。
まずは入力画面にも注意書きがされていますが、
情報が正確じゃない場合もあるという点です。
これは人によっては理解していると思われますが、
なにせAIは「分かっているふり」が非常に上手いです。
大切な情報は必ず自分で確かめる癖をつけましょう。
つづいて、AIはあくまで「膨大なデータから最適解を見つけてきているだけ」という点です。
とても気持ちいい返答をしてくれるしからついつい勘違いしそうになりますが、
AIは「なんでも理解してくれる素晴らしい存在」ではないということは常に忘れずにいたいものです。
AIはどこまでいっても私たちの”本当の気持ち”を理解してくれることはありません。
まして、気持ちに”共感”してくれることもありません。
だって、ただのプログラムだからね。
けれど、「理解したり共感している”ふり”」が本当に上手なんです。
そしてこういった偽装が上手い故、
その実情を理解しないまま、無闇にのめりこまないように注意しなければなりません。
とにかく、依存しすぎないように!!
めっちゃ余談ですが、こんな話をしているとEncodya というゲームが思い出されますね。
Meridiem Games Encodya (ネオンエディション)(Amazonで見る)
2062年、ネオベルリン。9歳の孤児であるティナは、組織の管理下にある暗黒のメガロポリス、ネオベルリンにある屋上のねぐらで、護衛ロボットのSAM-53と共に暮らしている。ティナはゴミ箱をあさって廃品で生計を立て、都会のジャングルを一人で生きるたくましい少女だ。彼女のロボットはいつも彼女と一緒にいて、何があろうと彼女を守るようにプログラムされている。
ある日、少女は父親が彼女に重要な使命を託したことを知る。それは、灰色の世界を救うための計画を完成させることだったのだ!ティナとSAMは、奇妙なロボットとグロテスクな人間のいる異なる現実を横断する驚くべき冒険に乗り出す。ワクワクする対話とパズルを通じて、ティナは生きることの真の意味を見つけるだろう。
もし気になる方が居たら、プレイしてみてください。
そして最後に更なる余談。
映画などの映像作品で描かれる「ディストピア化した東京」って、なんかネオン装飾が多く
描かれているような気がします。
でもって最近、都内の店の装飾にネオンサインが増えてきた気がするんですよね…
と、不穏な妄想にのめり込む前に、これくらいでやめときましょう。
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