「飲みすぎて落ち込む自分にうんざりしてる…」
「何度もやめようと思ったけど、いつも三日坊主で終わる…」
そんなあなたに向けて、断酒2ヶ月半を続けた私のリアルな変化と気づきをまとめてみました。
みなさんこんにちは。
アラフォーフリーランスのコーヤマ・リョウジです。
実は私、ここ最近断酒をしており、気がつけばいつの間にか2ヶ月半ほど経過していました。
社会人になってから2ヶ月半もの断酒期間を過ごしたのは初めてなのですが、
・断酒で得られたメリット
・気になった変化や“困りごと”
・今までより長く続けられた理由
などについて、さくっとまとめたいと思います。
「そろそろお酒と距離を取りたいかも」と感じている方のヒントになれば幸いです。
断酒に至った経緯
まずは断酒生活に至る経緯を簡単にご紹介したいと思います。
私コーヤマ、お恥ずかしながらもともと酒癖は良い方ではありませんでした。
幸いなことに警察沙汰や他人に怪我させてしまったとかは今までありませんが、
まぁ自爆系の失敗の数々をこなしてきたわけです。
そんなこんなで実は節酒外来を受診したこともあったりで、
お酒には色々と悩まされてきたわけです。
(この辺の詳しいお話は機会があれば、記事にしたいと思います。)
「気分が落ちてる時にやると良いこと/悪いこと3選」でも書いたように、
飲みすぎた翌日の急激な落ち込み(いわゆる”酒鬱”)も、
年々ひどくなってきてるなぁと感じていた4月のある日…
久々の仲間と集まったら、楽しくなり過ぎちゃったんですかねぇ…
過去無い程に見事なまでにサッパリ記憶を無くしていました。
無事怪我も無く家には帰っていたのですが、
翌日スマホを見ると馴染のお店の面々からのLINEが何通も…
これも幸い、あちこちでトラブル起こしてたとかではなかったため、
一安心ではありましたが…
いかんせん何一つ覚えていない。
二日酔いがひどくて「もう酒なんて二度と飲まねぇ…」とか、そういうのじゃなく
純粋に、恐怖です。
昨晩、自分が何をしていたのか分からない。
どこに寄って、何を話したのかさっぱり記憶がない。
トラブルは起こしていなさそうだけれど、
それもどうだかわからない。
「飲んで騒いで楽しー」が、「やべ、こわ…」に変わった瞬間でした。
ってことで、断酒生活突入です。
二ヶ月半の断酒:良かったこと編
2年ほど前に一度、期限を決めて一ヶ月の断酒に取り組んだ時期もありましたが、
今回は2ヶ月半(正確には、この記事を書いてる時点で9週と5日)経過し、
前回とはまた少し違う景色も見えてきました。
1.人生の停滞感が薄れてきた
これが一番のメリットですね。
2.5ヶ月酒をやめると、なんだかんだ人生の歯車が(やっと)回ってきたように感じます。
飲酒していた時は(飲み始めると潰れるまで飲んじゃうからなのですが…)
[1]なんか頑張ろうと思って着手する
[2]月1~2回ほどのペースで深酒
[3]酒鬱で2,3日~1週間くらい気力がなくなる
[4]やる気リセット。振り出しに戻る
→[1]へ…
こんな感じで、同じところをひたすらグルグル回っていただけでした。
セルフラットレース。
なんなら「やろうと思ってもやれない自分」しか見えなくなり、
自己肯定感もだだ下がりの超悪循環。
ここから抜け出せたのは本当に大きい。
やっと次のステップに進めたような感じ、とでも言いましょうか。
この側面は、特に酒で落ち込んじゃうタイプの人にとっては、
最大のメリットだと声を大きくして言いたいくらいですね。
2.痩せる
これは過去に辞めたときの方が顕著でしたが、酒やめるとほんとに痩せます。
前回は1ヶ月で3kgくらい落ちました。
今回はそこまで顕著ではないものの、1kg~2kg弱落ちてきた感じですね。
もともと飲んでる時にばくばく食べるタイプではなかったのですが、
飲酒しなくなると痩せる。なんでだろ。
「ダイエットには肝機能も重要」と聞くけど、その辺りの影響なんですかねぇ?
詳しいことは分かりませんが、ダイエットの副効果もモチベーションの一つになるかもしれませんね。
3.支出が大幅に減る
これは明らかに数字に出るので分かりやすいメリット。
やっぱり出費は顕著に抑えられますね。
私コーヤマ、簡単な家計簿をつけているのですが、
実際の数字の変化をご紹介しましょう。
私の家計簿は、月内の1日平均出費を算出できるように作って作っています。
仮に1ヶ月30日だとして、1ヶ月合計3万円出費したとしたら、
1日平均は1,000円になります。
計算条件は下記の通りです。
・家賃等の生活費を除いた、遊興費等の現金出費のみを対象
・単純な外食や服飾費等も含むため、純粋に飲み代のみの変化ではありません
その結果がこちら。
飲酒期:4,000円~6,000円/日
断酒期:1,000円~2,000円/日
月にして9万~12万の出費差…
え?
いざ計算してみて自分でも驚いてます。
どんだけ飲み代使ってたんだ…
ちょっと後悔の色が強くなってきそうなので、この話題はここで終わり!!次!!
二ヶ月半の断酒:気になりごと編
何か習慣を辞めるということは、良くも悪くも変化がおきますね。
一概に”デメリット”というわけでもないので、
ちょっとマイルドに「気になること」としています。
1.人と会う機会が減る
これは私の働き方にも大きな影響を受けているため、
個別事象的な変化ではありますが、人と会う機会はガッツリ減りました。
完全リモートで仕事しているので、飲みに行かなくなると
人とリアルで会う機会が本当に無くなっちゃうんですよね。
仕事もミーティングなどは少なめなので、
基本的には奥さんとの会話と事務のスタッフさんに挨拶するくらい。
月1,2回ゴルフ仲間とは会うタイミングがあるので、
さっぱり外界と遮断されちゃったわけではありませんが、
あまりに人と合わなさすぎてちょっと不安になる時はありますね。
けれどまぁ、この面はなんとなく、他の何かでカバーできそうな気もしてます。
なのでそこまで大きな”デメリット”というわけではないですね。
2.グルメの楽しみは減る…かも?
呑兵衛にとって、「乙なツマミと旨い酒」なんて最高の組み合わせですよね。
小鉢をちょろっとつまんでは、
「これはビールが合う、いややっぱ日本酒も意外と…」
なんてうんうん考えている時間なんて、至福のひとときだったり。
酒から離れているこの期間、
そもそも酒ありきの店に行きづらくなっちゃいましたね。
外食もめちゃめちゃ減りました。
こういう楽しみが遠のいたのは、ちょっと寂しい面はありますね。
ただ、この面も実はノンアルドリンクでカバーできるっちゃできる。
断酒が続いた理由
“辞めたいけれどやめられない”人にとって、
酒の辞め方は切実に知りたい情報の一つかと思いますので、
簡単にまとめてみます。
ただし、これは一つの事例であって、医学的根拠とかは一切ありません。
辞められた一番の理由は「いつのまにか土台が整ってた」ことだと思っているので、参考になるかも怪しいです。
飽くまで「個別な、一つの事例」程度に読んで下さい。
1.夜時間の使い方の変化
ゴルフを趣味にしはじめて、夜の過ごし方が
「顔なじみの店にふらっと顔を出しに行く」
から
「ゴルフの練習に行く」
に変わっていました。
これは本当にたまたま、家の近くに室内ゴルフ付きのジムができた影響も大きいです。
私の場合は本当に偶然続きなので、
「エネルギーの向け先が新しくできたこと」くらいに、
大雑把に捉えてもらえると良いかもしれません。
2.話し相手の出現
結婚してから、外に出なくても少なからず「他人と話す」時間はできました。
「なんとなく寂しいから飲みに行く」という行動をとらなくなったのも大きいですね。
ただ、結婚前はここが本当に大きなネックになっていました。
これに関しては、他人にオススメできる代替案などが思い浮かばないのが辛いところ…
3.家飲みをノンアルドリンクに切り替えた
ここまでは「外に飲みに行かなくなった要因」でしたが、
それまで続いていた家飲みもしなくなりました。
これまでは家でビールを飲んでいましたが、
ノンアルに切り替えたんですね。
冷蔵庫に置いていたストックも、
ビールからノンアルビールに変更しました。
そんな生活を続けてたら、
脳みそが「ノンアルでも十分満足できるじゃん」と気付いてくれたんですね。
ただ、これも今思い返すと、
断酒生活に入る前から、ちょいちょいノンアルビールを飲んではいました。
舌や脳が慣れていたから、
ビール→ノンアルへの切り替えもスムーズにいったのかもしれません。
あと代替品として受け入れられるかどうかは、
個人差もアリそうな気もしますが…
最近はサワー系やワイン風味、ノンアルハイボールなど、
一昔前と比べると種類もめちゃめちゃ増えています。
自分のお気に入りの一本を探してみるのも、
ちょっとした楽しみになって良いかもしれませんね。
ちなみに私のお気入りは、
「からだを想うオールフリー」です。
無印のオールフリーでもなく、「あしたを想う~」でもなく、
「からだを想う~」です。
からだを想う オールフリー ノンアルコール ビール 350ml 24本(Amazonで見る)
そんなこんなで断酒生活を続けていたら、
いつのまにか
「頑張って酒から離れる」感覚
から、
「どこまで続くかチャレンジ」
みたいな感じになってました。
「継続日数が途切れるのがもったいない」感覚の方が強くなってきて、
なんと「ゴルフ帰りの飲みで烏龍茶を飲む」という偉業も達成できました!!
結論、「なにか特別なことをして辞めた」のではなく、「いつのまにか自然と距離を取れてた」という感じです。
まとめ
辞めてみて、やっぱりメリットは多い気がします。
今回2ヶ月経って、前回の1ヶ月断酒とはまた違った形式が見えてきました。
ただ、「今後一切飲まない」かと聞かれると、
おそらくいつかまた、私はお酒を飲むでしょう。
酒で困らされた(というか自分の首絞めてた)面は多大にあるけれど、
完全に悪だとも思っているわけではありません。
他人に断酒を強制するつもりも全くありません。
ただ、
”なんとなく人生に停滞感を感じてる”人
とか、
“普段は調子良いのに深酒すると一気に崩れる”なんて人は
一回断酒期間を試してみるのも良いと思いますよ。
それこそ1ヶ月でも、1日でもいいと思います。
達成できなかったら、また別の機会に試してみたらいいんです。
気楽な感じで、断酒期間に取り組んでみるのはいかがでしょうか。
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