『正しさ』という名の呪い ~「他人基準」は、ちと生きづらい~

LIFE

「自分の意見より、場の空気を優先してしまう」
「“こうあるべき”という価値観に縛られて苦しい」

そんな風に感じたことはありませんか?

そんな考え方が、じつは「正しさ」という名の”呪い”だったとしたら…

皆さんこんにちは。
アラフォーフリーランスのコーヤマ・リョウジです。

突然説教じみたスタートになってしまいすみません。
ただ、“正しさ”を守っているはずの人ほど、その正しさが重荷になりやすいように感じませんか?

今回はこんな、「価値観と自らの意思」みたいなことをテーマにしたいと思います。

“正しい”ことが足かせになっていない?

「人生は呪いに満ちている…」
ちょっと禍々しい言い方になってしまいましたが、
個人的にこのように感じることが段々と増えてきた気がします。

ここで言う”呪い”とは、
「自分の意思ではなく他人の価値観をベースに”正しい”と思わされていて、自分の行動に制限をかけている考え方」
を指しています。

・小さい頃、親に言われた何気ない一言が頭から離れず、それに沿って行動してしまう
・学校などの集団内で”正”とされていた指針が、大人になってもぬけきらない

振り返ってみれば、私達は幼い頃から”正しいこと”を刷り込まれて生きてきました。
もちろん、その全てが”呪い”だと断罪する気はありませんが、
幼少期からの学習は、多大にこの傾向を孕んでいるのではないでしょうか。

たとえば、このような話題になるとよく取り上げられる「他人に迷惑をかけてはいけない」という教え。
相手の顔色を伺い、自分の主張を押し殺すことを良しとし続けた結果、
私達は”生きやすい人生”を送れてきたでしょうか?

呪いを解くには、「自分の価値観」がカギ

冒頭で書いたように「呪いが多い」と感じるようになったのも、
徐々に「自分の意思/価値観で物事を考える」ことができるようになってきたからかもしれません。

悲しいかな、40を手前にしてやっと、という感覚ではありますが…

”何かを得ようとしたら、他のことは諦めなければならない”
“おかしな夢は抱いてはいけない。堅実が一番”

これらは、実際に気づかぬうちに私がかけられていた”呪い”です。
ふとした瞬間に、この「正しいと勘違いさせられてきた価値観」
自分の中でだんだんと薄れてきていることに気づく機会が多くなりました。

(ただ、この”呪い”があったからこそ、守られていた部分もあると思います。
呪いだと思い込んでいたものが、実は子どもを守るための呪文だった…なんて、なにかのアニメにありそうな設定ですが…)

余談はさておき、徐々にでもこの”呪い”から脱却することが、
一歩ずつ自由に近づいていくことなのではないかと思います。

自分で感じ、自分で判断し、自分の価値観に沿って行動する。
誰から植え付けられたものでもなく、自分が見聞きし、学んで来たものを軸とする。

そんな行動こそが、真の自由と言えるのではないでしょうか。

自由と責任の両立こそが、本当の解放

ただし、自由には責任が伴います。
”社会”を基盤とする私達「人間」にとって、避けられない宿命です。

では、「責任」とは何か。
「責任」とは「正しい振る舞い、その場に求められた振る舞いをすること」と捉えることができるのではないでしょうか。

うーん、、なんか堂々巡りしそうですね。

1.呪い(正しさ)から脱却する
  ↓
2.自由に行動する
  ↓
3.責任(正しさ)が求められる

なんか”呪い”がかかった状態に戻ってない?

一見するとそのように感じるかもしれませんが、1と3には大きな違いがあります。
それは、「自分の意思が介在しているかどうか」です。

”仕事に集中したいから、趣味に使っていた時間を「自分の意思で」手放す”
“「正しいから挨拶する」のではなく、「気持ちよく関わりたいから挨拶する」”

ある行動をとる動機が単に”正しいから”ではなく、
”自分がそうしたいから”になった時が、
本当に呪いから解放されるタイミングなのではないでしょうか。

今日からできる小さな一歩

私達は、ふと気を抜くと、ついつい流されがちな世界に生きています。
もちろん、流されることの全部が全部悪いとは思いません。

社会で生きていく以上、「やらなければならない」ことももちろんあります。

ただ、その中で、1日1回だけでもよいです。

「この行動は、自分にとって心地よものかどうか?」

と、問いかけてみて下さい。

“本当に自分がそうしたいのか?”を、問い直してみてください。

やる・やらないは判断しなくても問題ありません。
言葉に出す必要もありません。

自分の心の中で問いかけてみるだけでいいんです。

行動の理由が“正しさ”ではなく“自分の選択”になった時、人生は軽くなっていきます。
“自分の選択”を増やすには、まずは自分に問いかけることが第一歩です。

ちょっとだけ、わがままな自分の心に寄り添ってあげてみてはいかがでしょうか。

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