ベンタス青VS黒 | HS41の100切りアマが打ち比べ!

ACTIVITY

ショットが上手くいかないと、道具に原因を求めてしまうのがゴルファーの常…

と、いうことで見事にシャフト沼にハマってしまったコーヤマです!

「ベンタスって硬いって聞くけど、HS41でも打てるの?」
「青と黒、どっちが合うのか分からない…」


そんな疑問を解消すべく、シャフト沼ついでに実際に
 初代ベンタスブルー 5S
 初代ベンタスブラック5S

の2本を打ち比べてみました!

100切りゴルファーでもちゃんと使えるの?
ご参考になれば幸いです!

ベンタス青・黒は100切りゴルファーでも打てる!

今回比較したのは
 VENTUS blue 5S (初代)
 VENTUS black 5S (初代)
の2本です。

そして結論から初めにお伝えすると、

 青も黒も、ちゃんと打てます!
 ただし試打は必須!

といった感じです。

ベンタス(VENTUS)の特徴と種類

ベンタスは、フジクラシャフトが販売する
カーボンシャフトで、2020年に登場しました。

PGAツアーで多くの選手が使用し、一躍話題になったモデルです。

ラインナップは以下の通り。

初代 VENTUS (2020年発売)
VENTUS TR (2022年発売)
24 VENTUS (2024年発売)

「PGAツアーでの使用率1を奪取すべく、トッププロの要求に応えるシャフト」
を目標に開発された本モデル。

その分、一般ゴルファーには「硬い」「難しい」というイメージを持たれがちです。

しかし、2024年モデル登場後は初代モデルが中古市場で少し値下がりてきた印象。
「憧れのベンタス!」今が狙い目かもしれません!

打ち比べの経緯

さて、ここから打ち比べについての本題です。

まずは青黒比較をすることになった経緯です。

もともと工房でオススメされて使っていた
青の5Sがだんだんシックリこなくなり、
もうちょっと硬さが欲しくなったのがきっかけです。

リシャフトの本命はTR blueでしたが、
試しで打った「めちゃハード」と評判の黒5S
意外にもとても相性が良く、初代黒を選ぶことにしました。

実際に振ってみた感想はこんな感じです。

  • TR blue 5S :なんだこれ、ピンピンして全然振れん!
  • TR blue 6S :論外。何やってるのか分からなくなる。
  • 初代 黒 5S :え、意外と普通に振れる!なんならデータ◎

ついでに手持ちの「初代ブルー5S」は、
「打てるんだけどなーんかくにゃっと感がある」
という印象でした。

※注意※
TRと手持ちの初代青はシャフトのみで44.25インチ
黒は44インチで、若干短くなっているので、試打時にはご注意ください。

比較条件

やっぱり店内試打だとしっかり傾向が掴めないのが難しいところ…
実際に購入し、室内練習場での数値 & 屋外練習場で出玉の傾向をチェックしました。

条件やセッティングは以下の通りです。

<身体スペック>
165cm 65kg 典型的な中肉中背。パワーもあんま無い
(ラウンドだと一打目は大体みんなから置いてけぼりされる)
ヘッドスピードは 41m/h~43m/h 前後

<現状の課題>
出玉がバラける。基本右プッシュが多いが、
捕まり球(まっすぐでてややドロー気味)が不意にでるときも。
故にラウンドだと恐る恐る振るしかなく、気持ちよくない。

<ヘッド>
taylormade ステルス2
・バックウェイトを19gに軽量化
・スリーブは1目盛寝かせたセッティング(higher側に1目盛分)

<シャフト>

VENTUS BLUE 5SVENTUS BLACK 5S
長さ44.25in44in
バランスD1~D2C7~C8
グリップラムキン ソナー+ツアーベルベット plus4 MID

※バランスはちゃんと測っていないのでおおよそです
※バランス = スイングバランスのことで、体感の重さを表す指標。
 アルファベットが後ろかつ数字が大きいほど重く感じる。

比較結果

そして実際に打ってみた結果がこちらです。

・室内でのデータ取り
・屋外での着弾分布
以上2パターンで試打しています。

まず先に結論をまとめると、
「黒の性能を引き出しきれてないが、調整したら青より全然使えそう」
というのが率直な感想です!

<シミュレーションデータ>各5球×2回 計10打での比較 ※明らかなミスショットは除外

黒 平均 黒 標準偏差 青 平均 青 標準偏差 青 – 黒 差分
Carry 223.86 7.96 227.93 3.64 4.07
Total 245.16 7.46 249.11 5.29 3.95
Ball Speed 61.26 1.22 62.09 0.83 0.83
Launch Angle 15.76 2.04 15.53 1.36 -0.23
Side Angle 4.52 1.17 4.33 2.15 -0.19

<着弾分布>

こちらも各5球×2回の計10打です(雑なイラストですみません…打席から見た光景で脳内変換してください)

その1

その2

数値と分布を見ると、ぱっと見だと青優勢かと思われますが、
 ・黒はグリップの影響でバランスが極端に落ちていて振りづらかった
 ・ウェイト軽くしている影響もあり (=軽くてしなりが弱くなった)

という点を考慮すると、大きく数値差が出ていない分、
ポテンシャルは黒が優勢 といった印象。

ちなみにこの日は体調が良かったのか、
ド派手な右プッシュはスイング改造の効果も出てきて収まっていました。

まとめ

硬い硬いと評判のVENTUS blackですが、
HS41でも5Sなら割と打てるな!
という意外な発見がありました。

黒を打った後に青打つと明らかに柔らかさを感じるので、
「あんまりパワーは無いけれどしっかり叩いてる感が欲しい」
という人は、敬遠せず黒も視野に入れると良さそうです!

ただ逆に、パワーのある人は5Sだと物足りなさが出るかもしれません。

いづれにしろ相性は結構激しい気がするので、
ベンタスが気になっている方は試打は必須です!
(なお今回の比較では特に、長さが違う点にも注意してください)

先にも書きましたが、
24が出てから中古市場が若干値下がりしており狙い目感もあります。

なにより「憧れのベンタス」ってだけでちょっとテンション上がりますよね!

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私個人の結論としては、
「黒5Sをベースにグリップやウェイトで調整をかけていく」
のがベストかなといった印象でした!

青と黒、どちらも気になる方は、まずはお近くの試打コーナーで打ち比べを!
特に黒5Sは思った以上に打ちやすく、調整次第で化けるかもしれません。

今回は諸々条件が揃わなかったので、
後日改めて調整後のデータ比較もお伝えしますので、お楽しみに!

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