悩みの正体とは?悩み事から心を軽くする方法

LIFE

皆さんこんにちは。
Life Get Better 編集長のコーヤマ・リョウジです。
気づけば早いもので2024年も残すところあとわずか(数時間)となりました。

みなさんにとって、2024年はどのような年だったでしょうか?
良かった人も悪かった人も、2025年は少しでもより良い年になるように、
今回は幸せの天敵である「悩み」をテーマにしたいと思います。

今実際に悩みがある人、なんだか心が晴れない人、自分の性格が悩みがちだと思うあなたへ、
「お悩み」自体の解決はできませんが、少しでも心が晴れて、もやもや感から脱するきっかけになれば幸いです。

そもそも「悩み」とは?

まずはじめに、「悩み」とは何なのか、改めて確認してみましょう。

辞書で「悩み」という言葉を調べてみると

1 思いわずらうこと。心の苦しみ。「—の種が絶えない」
2 やまい。病気。
「御目の—さへ、この頃重くならせ給ひて」〈源・明石〉

と出てきます。
うーん、ちょっとわかりづらい…

なので、もう少し具体的に考えてみましょう。

・お金の悩み
・人間関係の悩み
・恋愛の悩み
・仕事の悩み
などなど、「悩み」の具体例は挙げたらキリがありませんが、
こうして見てみると

「自分に関わるいずれかのカテゴリで、何らかの問題が発生している状態」
と考えることができそうです。

ですので、ここでは「悩み」を勝手に発生する自然現象などではなく、
「自分が現在置かれている状態」として話を進めていきましょう。

続いて次のステップです。
では「悩んでいる」とはどういう状態でしょうか?

①問題が発生しているが、解決策の目処がついている場合
この状態では、問題は発生しているものの、あまり「悩んでいる」とはいえなさそうです。
例えば…
 「今のままだと会社で任されたプロジェクトの納期に間に合わないが、
 機能を1つ削減すれば間に合う上に、お客さんも了承してくれている」
このような場合、第三者からみても「あの人は悩んでいそう」とは受け取られないでしょう。

②問題が発生していて、かつ解決策の検討がついていない場合
例えば…
 「今のままだと会社で任されたプロジェクトの納期に間に合わないし、
 間に合わせるための手立ても見つからない」
この場合だとかなり大きな悩みのタネになりそうです。
(まぁどうにかなる、と無視できれば別ですが…そこまで強心臓な人はそうそう居ないでしょう…)

このように見てみると、「悩んでいる状態」とは
「何らかの問題が発生していて、それに対する解決策が見つからない」状態
ということができそうです。

あの偉人も「悩み」に翻弄された

ここでとある人物の話を紹介したいと思います。

その人とは、「鉄鋼王」とも呼ばれた歴史上にも稀にみる実業家
アンドリュー・カーネギーです。

彼は鉄鋼業に対する投資で類まれなる才能を発揮し、多大な富を築き上げました。
その規模は「歴史上2番目の金持ち」とも言われているほどです。

そんな人物であれば多少のトラブルはどこ吹く風、
すごいメンタルタフネスを持っているだろうと思いきや…
数々の「悩み事」に押しつぶされ、
ついにある晩、自ら命を絶とうとしたほどでした。

そして拳銃が入っている引き出しを開けたところ、
そこには目当ての拳銃と共に、便箋セットが入っていました。
それを見た彼は思いつきます。

「自殺するからには、私を悩ませたすべてのトラブルを遺書として書き残そう…」

ここまで思いつめているからには何百、何千もに及ぶだろうと思い書き始めたものの、
70を超えたところでペンを走らせる手がピタっと止まったのです。

書き出すことで自身の「悩み事」を俯瞰でき、
 ・思っているほど悩みは多くなかった
 ・一つひとつの問題はそれほど重大ではなかった
 ・今日すぐに解決しなければいけない問題がなかった
以上の点に気づいた彼は、その便箋を机の引き出しににしまい込んで
奥さんとのディナーへと向かいました。

書き出す前までは、色々な悩み事が必要以上に絡まりあって、
すべてが「重大でどうする手立ても無い」と感じていたものの、
客観視できたことで頭の中も整理できたのでしょう。

もやもやを抱えるあなたへ

カーネギーの事例からもわかる通り、
「悩み」とは客観視できると意外と晴れることも多いものです。

今、悩み事でモヤモヤしているあなたには、
下記の3ステップで悩み事を客観視してみることをおすすめします。

①書き出して整理&見える化
まずは上述したとおり、悩みのタネをすべて紙に書き出しましょう。
この時点でも随分心が軽くなるはずです。

②今日中に解決しなければならないか?
書き出してもまだひっかかりが残る場合には、
それぞれの悩み事に対してこの質問をYESかNOで答えていきましょう。
YESと即答できなければ、とりあえずNOとして進んでしまうのがおすすめです。

③自分でどうにかできる問題か?
最後に、さらなる仕上げとしてこちらの質問を進めると
問題をより客観的に見られるようになるでしょう。
「自分ではどうしようもできないトラブル」に対して
必要以上に深く悩んでいる人も意外と多いものです。

仮に「明日隕石が落ちるかもしれなくて不安で眠れない」と思い詰める人が居たら
あなたも思わず苦笑いをするしかないでしょう。

これと同様に、自分の悩みも「悩むべき問題かどうか」を見極めることが必要です。
こちらも、②の質問と同様に即答できなければとりあえずNOにしてどんどん進んでいきましょう。

まとめ

今回は「悩み」について考察してみました。

・「悩み」とは「問題の解決策が見つかっていない状態」のこと
・色々な悩みが絡まり合うと「重大で手に負えない」ような気がしてしまう
・モヤモヤが晴れないときは、一度書き出して客観視して整理する

2025年も、みなさんにとって素敵な年になりますように!

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